株式会社辰

310-1ZEPT神宮前

物件概要

用途
長屋・2戸
設計・監理
鈴木孝紀建築設計事務所
構造
RC造
場所
渋谷区
規模
地上3階
SHIN CLUB掲載あり

物件概要

幹線道路から1歩入ると道路幅が4m に満たない一角となるエリアが今 回の計画地。車の通り抜けができない道路に面し同規模の建物に周囲を 取り巻かれ、地上から天空にスーッと抜ける動線で居場所をつなぐ建築 を考えた。1階は地続き土間のように。2階は低い天井で少し閉じたルー ム。3階は高い天井で開放的に。屋上は大空へのテラスをイメージした。


1軒は小学生姉妹のいる一家が住むことと決まっていたため、この建築 が子供のときの記憶を作ることになる大事さをずっと考えていた。 室 内の光景・空気感・素材感はそれによるところが大きい。。 もう1軒は賃貸住宅で全然違うテイスト。「裏外苑」エリアの隠れ家を、 1階はガレージ、2階はワンルーム、3階はガラスハウス、屋上にテラ スとした。 コンクリート壁式構造3階で2軒分の階段を互い違いに重なるようにし たシャフトを中心に置き、 プランに応じて開口を(屋根スラブを含め) コンクリートの外殻に設けた。縦につながる階段室は風洞で、周辺がど う変わろうと十分な自然換気ができ、外殻の開口からは終日どこかしら 日が差し込む。 道路からアクセスすると階段室を隔壁に各階2戸の構成。3階では住戸 のならびを90度回転して受ける光・見える光景・風の抜けをシフト。


3階の床レベル辺りから高度斜線を受ける3階の斜壁がつくる空間を、 2軒で応分に負担し、1 軒は低い軒の出の小さなテラス、別の1 軒は高 い天井の屋根裏部屋を設けたとした。 建て主のモットー「少しでも大きな室内・将来の修繕は極力減らすこと」 記憶の1 ピース を目標に十分話しあった結果、コンクリート躯体 で防水(タケイ式躯体防水)・躯体で断熱(内外断 熱塗料)するシンプルな躯体とした。

1階の庇スラブ、ポスト廻りスラブ、3階ガラス 面の縦横材、コンクリートでできること全てを実 現できたのも辰さんの理解と技術力のおかげと感 謝している




(鈴木孝紀建築設計事務所/鈴木孝紀氏 談)