株式会社辰

272-1代々木上原の住宅

  • コンクリート 打ち放し住宅
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物件概要

用途
専用住宅
設計
坂井泰之/勝岳史建築設計事務所
竣工年月
2022年9月
構造
RC造
場所
渋谷区
規模
地上3階
SHIN CLUB掲載あり

物件概要

「シンプルで明るい家」という建て主の要望に応えられるよう、どの部屋にも採光が取れることを意識し、空間の温かみを感じられるような計画をおこなった。

建て主様から、「明るさ」と「広いリビング」をご要望されたので、リビングは一番採光がとりやすい三階に計画した。階段室からまんべんなく光が差し込むようハイサイド窓を広くとり、間仕切りをガラスパーテーションにすることで、吹き抜けの階段室とリビングに光が入るよう工夫した。

ご家族の生活空間の大半がリビングで過ごされるとのことだったので、空間を出来るだけ大きくとり、シンプルなつくりとすることで、自由度の高いリビングとなるよう意図している。

屋上は建て主様がお仕事をされたり、ご家族のプライベート空間としても利用されるので、ウッドデッキとパーゴラを設置。天空率を用い、奇麗な矩形をつくった。周囲の建物は道路車線などの制限で高い建物がないので、眺望も楽しんでいただける。

今回特徴的ともいえるのが水回り。2階中央に計画したが、主寝室・廊下・家事室の3方向からアクセスが可能となっている。建て主様から「ホテルのような水回り」とご要望されたので、洗面・トイレ・浴室を間仕切ることなく一つの空間とした。日本の浴室にある「洗い場」は存在しないが、それが住宅の面白いところで、国や人が違えばそれぞれの生活スタイルがある。答えが一つではないということを改めて感じさせてくれる水回りである。

子供部屋と主寝室は極力シンプルなつくりに。「寝室は寝るための部屋」という建て主様の想いを受けクローゼットや収納以外は計画せず、すっきりとした仕上とした。

今回の採光計画にあたり、安藤忠雄氏の「住吉の長屋」や岸和郎氏の京都の作品を参考に、間口が狭く奥行きのある建物でどのようにすれば明るく採光できるかを幾度も検討をおこない、その中でどうすれば建て主様の夢を叶えられるか深く考える計画であった。

今まで住宅の設計経験の少ない私にとってもとても勉強になり、このような機会を与えてくれた建て主様には深く感謝したい。


(勝岳史建築設計事務所/坂井泰之氏 談)

 

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