185-2麻布メゾン(麻布コーポラティブ・ビルディング)
物件概要
- 用途
- 共同住宅(一部SOHO)、店舗
- 設計
- インターデザインアソシエイツ 鴨ツトム、小林恵太郎、青島充
- 構造設計
- KAP 桐野康則、岡村仁
- 設備設計
- 環境プランナー 福永俊春
- 共用部照明計画
- 589nmLLC. 大淵智徳
- 竣工年月
- 2015年5月
- 構造
- RC造
- 場所
- 港区
- 規模
- 地下1階、地上10階
SHIN CLUB掲載あり
物件概要
敷地は奥行が深く、少し折れ曲がった変形の土地で、2面接道でレベル差もある。都心であり、建物の階高は必然的に高くなるため、構造的に成立させるためにさまざまな工夫を凝らしている。 梁の高さを階高によって変えたラーメン構造を基本とし、北側の棟と南側の棟の中央に設けたEVシャフトがバットレスの役目を果たしている。
設計においては、基本プログラムと自由度のルール作りの調整が重要であった。南側のファサードを決定するバルコニーはディテールも含めて統一し、側壁の建物の表情を決める開口部は、プロポーションを揃えつつ、位置はアットランダムにしてもよいこととした。基準法上も、実質的なレイアウトの上からも、内部と連動してなるべくバラエティに富んだ空間を作り上げている。設備面では、キッチン、バス、トイレなど異なるメーカーを採用しており、オーナーの細かいニーズに応えている。
(鴨ツトム氏 談)