135-2BASE 南青山
物件概要
- 用途
- 飲食店舗・物販店舗・事務所
- 設計
- 佐々木龍一+西村和哉 佐々木設計事務所
- 建築主
- ハウスプランニング
- プロデュース
- コムラエージェンシー
- 構造設計
- リズムデザイン 中田琢史+オフィス・グランド・デザイン
- 竣工年月
- 2011年4月
- 構造
- RC造
- 場所
- 港区
- 規模
- 地下1階+地上2階
SHIN CLUB掲載あり
物件概要
高低差 4m の両面道路に挟まれた旗竿地のような小さな敷地である。収益性を考え、ワンルームマンションよりも、ミニショップが並ぶ、マーケットヤードのようなものが面白いということになった。
筒状の構造体を分断してスリット「隙間」を設けた大小 7 列の門型フレームは、スパン方向には薄肉ラーメンとして、直行方向には地面から片持ち柱として機能する構造になっている。その「隙間」から建物内部に光が木漏れ日のように入り込むことで、広さと明るさを確保している。3 層の建物の内側は、ガラス・スクリーンで仕切り、1,2層は、4 ㎡から 10 ㎡の全 18 タイプのユニットで構成されている。南青山というエッジな商業地域に、新しく店舗を出したいという若い人に向けて、ファッション系である、アパレル、ジュエリー・アクセサリー販売、ネイルサロン、アトリエなどを想定したスペースである。 各ユニットは、ショーケースとの間に廊下を挟み、境界をガラス折戸にして、開放して大きなエリアとしての利用も可能で、あたかも街のストリートのように変化を楽しめる。
3層目には、南入口側に会議室、共用スペースがあり、北東側にはカフェ・レストランを想定した、天井高 4m 以上の空間が設けられている。テラスおよびルーフ階まで客席利用ができるようになっている。外苑西通りから 1 本入ったところでもあり、我々自身も打ち合わせなどに隠れ家的に使いたい、という思いを込めて、クリエイティブなテナント同士が更なるコミュニケーションを深める場となれば、と期待している。