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POINT 01
自然素材と開口部のスリットによる快適空間
住宅ではそこに暮らす人の健康を考慮した設計・施工が求められます。「松濤TH邸」では快適空間を支えるプランや自然素材が施されました。
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POINT 02
毎日の生活に必要不可欠な採光・通風を効果的に
プライバシーを重視しながらも1日のうちの採光・通風を常に効果的に得られるよう、建物正面に対し45°に振られた大小さまざまな開口部を設けています。
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POINT 03
自然素材を多用した床・天井
1階の寝室・書斎の床には厚さ3cmの智頭杉の無垢板や淡路の敷瓦、2階には石灰タイル「ライミックス」(写真)やコルクなど、内装には吸放湿性に富む自然素材が採用されました。
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POINT 04
家具や建具にドイツ製健康塗料
1階居間では、化学塗料を避け造作家具の塗装にオスモカラー(植物性)を採用。壁天井には珪藻土を施して湿度を快適な状態に保っています。
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POINT 05
伝統的な漆喰を使った大きな空間。
手仕事の工期の余裕は後の快適な環境につながる沖縄朱泥を大津磨きで磨き上げた階段室。意匠性に富み吸放湿性を満たした、建て主のお気に入りの空間です。階段の段板は「うづくり」で目を立て歩く人の滑り止めとなっています。
完成写真
- 名称
- 松涛TH
- 規模
- 地下1階 地上2階
- 竣工
- 2007年4月
- 構造
- RC造
- 意匠設計
- 設計・監理:齊藤祐子/SITE
- 場所
- 渋谷区
- 撮影
- Eiji Kitada